山手の風だより ~校長室の窓から~
2024.03.25
今年度を終えるにあたり②
「人と世界、未来をつなぐ」――今年の学校目標でした。この目標を実践するかのように、能登半島やウクライナの人々のための募金などを実践してくださった生徒さんが多かったことは、ひとつの「つなぐ」ことだったと思います。
水害にあった東北の学校には水没した放送機器という目に見えるものへの募金を全校で行いました。募金で完成した放送機器の写真が送られてきて、こちらも温かい気持ちになりました。
そんなとき、助けた、助けられた、などの枠が外れて、同じ仲間を感じます。
「つなぐ」というのは、募金など支援すること自体ではなく、それを通して、心と心が通じ合ったり、他者のことを自分のこととして感じられることなのかもしれない、と思います。