山手の風だより ~校長室の窓から~
2024.09.10
三日月に何を思う
学校帰り、暗くなった道を歩いていて、ふと見上げると三日月が空に浮かんでいました。暗い中で見つけた三日月に、思わず足を止めて見入りました。
新月から少しずつふくらみ、初めて人の目で見えるのがこの三日月とか。その姿になぜ心ひかれたのでしょう。真っ暗な夜にたしかな光の弧を見つけた時の安心感。徐々に明るさを増す月に、今日よりきっと明日はよくなるという希望。遠慮がちに光る月を見て浮かぶ言葉は、謙虚。与えてくれるのは、そっと見守ってくれる優しさ。
今年の中秋の名月は9月17日だそうです。同じ月でも満月を見て何を自分が思うか。今から楽しみです。
夜空に浮かぶ三日月と金星