山手の風だより ~校長室の窓から~
2024.07.12
太い根を張る
中庭で一番大きな木、それはケヤキです。よく見ると、太い幹の下にある根が地面に張ってそれが地上にまで見えています。熱帯地域にある板根に似ています。この高い木を支えるのは、まさにこの太い根。幹、枝、葉をすべて支えながら、地中にあるわずかな水分を吸い上げて、細い枝まで送る…。
太い根はあくまで支える側で、注目を浴びません。でもその根がしっかり張っているからこそ、幹も枝も葉も元気です。そんなけやきの太い根を自分の中に持ちたい、雨風にもしっかり立っている根を持ちたい、と高いケヤキを見上げて思いました。