
本校の創始者マザー・マチルドが、1852年にフランスから地中海やインド洋を巡りアジアに到着した後、最初に学校と施設をつくったのは、マレーシアのペナン島でした。マザーは、やがてシンガポールに移り、修道院長をつとめた後、日本に向かったのです。マレーシアやシンガポールに残る私たちの姉妹校は現在も、質の高い教育活動を続けています。
それらの姉妹校と国境を越えて交流することにより、 17世紀のニコラ・バレ神父による教育方針がそれぞれの学校で脈々と伝えられていることを実感し、地球社会の一員として共生していくこと の大切さを強く認識することができると考えています。
春休みにシンガポールの姉妹校を訪問しております。現地の学校での授業体験を通して、姉妹校ならではの繋がりを感じるとともに同世代を生きる仲間としての絆を深めています。最初はお互い少し緊張している生徒達ですが、あっという間に打ち解けて、最後は別れを惜しみながら帰ってきます。バディの生徒達が関わりを多く持ってくれることで、数日間でも中身の濃い交流ができています。外国の文化を知ることによって日本についても多角的に新しい発見をするほか、英語を使う機会にもなります。
スミスカレッジは、マサチューセッツ州にある米国有数の伝統ある女子大セブンシスターズの1つです。そこでの夏期英語研修プログラムに高校生の希望者が参加します。テーマは女性のリーダーシップで、社会的に、また、女性としてどう生きるべきかを考え、英語で討論し、最終日には スピーチも行います。スミスカレッジやハーバード大学のキャンパスツアーにも参加し、各大学の学生との交流を体験します。
当初は英語ばかりの生活にとまどった参加者も自信を持って英語で表現することができるようになります。 グローバル社会に生きる女性としての将来を展望する機会でもあります。
例年、留学生を高校1年に1名受け入れています。中国・ドイツ・フィンランドなど様々な国の留学生を受け入れてきました。
驚くほどの速さで日本語を吸収する留学生に刺激を受けながら共に学び、文化の違いを超えて互いに理解を深めています。
隣接する本校の姉妹校で、日本最古のインターナショナルスクール「サン・モール・インターナショナルスクール」との交流を行っています。課外授業プログラムでは、中学2年から高校2年までの希望者がサン・モールを訪れ、生徒同士で意見を交換しながら協働して英語で話したり書いたりしてコミュニケーション力を養います。サンモールの生徒が本校の授業に参加する機会もあります。姉妹校の同年代の生徒との交流を通して、英語による表現力をさらに伸ばしています。
その他にも多くの部活で相互の交流を行っています。