山手の風だより ~校長室の窓から~
2023.07.18
陶芸の焼き窯が復活
本校の工芸室の一角にある陶芸の窯(かま)が、先日、“復活”しました。ここ何年かは宝物のように大事にされ使用されてこなかったのですが、せっかくの窯を今年こそ再稼働させたい、生徒たちに本物の陶芸を味わってもらいたい、と美術科の教員が試作品を作って焼いてみました。こねて作った作品を窯に入れて1200度の高温で焼き、温度が下がるまで待つこと2日。窯の扉を開けてみると、つやつやと光った作品が見事にできあがっていました。手にとると、ほんのり温かさがまだ残っています。
「窯には40~50個は作品が入るので、次には、生徒にできあがったばかりの自分の作品を手にしてほしいです。きっと作品への愛着が深まり、ものをつくりあげる楽しさを実感してくれるはず」。美術科の教員たちは秋の授業での窯の利用を今から楽しみにしています。